
起立性調節障害とは?
起立性調節障害は、思春期前後の小児が発症することが多い自律神経の機能失調です。この記事では、起立性調節障害を発症しているかどうかを確認できるチェックリストを掲載しています。あわせて起立性調節障害の原因や予防・改善方法もご紹介しますので、ぜひご一読ください。
起立性調節障害とは

起立性調節障害とは、思春期前後の小児に多く見られる自律神経の機能失調です。
発症すると、立っているときに動悸・めまい・失神などの症状を引き起こします。
「学校に行く元気が出ない」といったケースも多く、不登校の原因になることも少なくありません。
起立性調節障害のチェックリスト
ここでは、起立性調節障害かどうかを確認するためのチェックリストをまとめました。
起立性調節障害のチェックリスト
・立ちくらみやめまいが起きる
・立っているときに気分が悪くなる、失神する
・動機や息切れがある
・顔が青白く不健康に見える
・食欲不振である
・入浴すると気分が悪くなる
・倦怠感がある
・慢性的な頭痛や腹痛がある
・乗り物に酔いやすい
当てはまる項目が3つ以上ある場合、起立性調節障害の疑いがあります。
起立性調節障害を引き起こす原因

起立性調節障害を引き起こす原因として考えられるのは、次の3つです。
【起立性調節障害を引き起こす原因】
・生活習慣の乱れ
・精神的なストレス
・骨格のゆがみや筋肉の緊張による血行不良
順番に解説します。
生活習慣の乱れ
起立性調節障害を発症する原因のひとつが、自律神経の乱れです。生活習慣の乱れが自律神経を狂わせるため、運動不足や寝不足、昼夜逆転の生活などが起立性調節障害の原因になります。
精神的なストレス
自律神経は、精神的なストレスによって乱れることもあります。思春期の子どもの場合、「友達や先生との関係がよくない」「勉強がうまくいかない」などの要因が、ストレスにつながるケースが多いです。
骨格のゆがみや筋肉の緊張による血行不良
猫背のように悪い姿勢をとっていると骨格がゆがみ、自律神経が通る管を圧迫してダメージを与えます。また、骨格のゆがみは筋肉の緊張を引き起こしやすく、血行不良を起こして自律神経を乱すという悪循環にも陥りやすくなります。
起立性調節障害をセルフケアで予防する方法

起立性調節障害はセルフケアで予防できる場合があり、予防策として効果が期待できるのは次のとおりです。
【起立性調節障害をセルフケアで予防する方法】
・規則正しい生活を送る
・昼夜逆転を防ぐ
・適度な運動習慣をつくる
・頭を下げながらゆっくりと立つ
・静止状態で2分以上立ち続けない
・水分補給を心がける
起立性調節障害を改善する方法

起立性調節障害は、改善できる可能性のある疾患です。
改善策として効果が期待できることは、以下のとおりです。
【起立性調節障害を改善する方法】
・ストレスを発散する
・食生活や運動習慣などを見直す
・接骨院で施術を受ける
・改善できない場合は投薬治療を検討する
それぞれ、深掘りして解説していきます。
ストレスを発散する
思春期の子どもは、家庭や学校などでさまざまなストレスを受けています。できる限りストレスが溜まらないように過ごすことが、起立性調節障害を防ぐための大切なポイントです。保護者は起立性調節障害の特徴や原因をしっかりと把握して、子どものストレスを増やさないように見守る必要があります。
食生活や運動習慣などを見直す
規則正しい生活を送るために、食生活や運動習慣などを見直しましょう。食事では1日3食を決まった時間にとる、乳酸菌を摂取するといった対策が有効です。また、1日1.5~2リットルを目安に、水分補給もしっかりと行いましょう。
接骨院で施術を受ける
接骨院では、血行を促す指圧や鍼灸、体のゆがみを改善する施術などを受けられます。これらは起立性調節障害の改善や予防に役立つ可能性があるため、その他の改善策とあわせて接骨院に通院することも検討しましょう。
改善できない場合は投薬治療を検討する
上記の方法で改善できない場合は、医療機関で受診して薬物治療を受けましょう。薬物治療では、「ミドドリン塩酸塩」「メチル硫酸アメジニウム」といった薬を使って投薬治療をするのが一般的です。
まとめ

起立性調節障害は、思春期の子どもによく見られる自律神経の機能失調であり、めまい・立ちくらみ・倦怠感などさまざまな症状が見られます。
安昇接骨院では、バランス矯正やマッサージなどにより、起立性調節障害の根本改善を目指す施術を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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